暑い夏と言うよりも蒸し暑い夏が続いていますが、朝晩はめっきり涼しくなってきました。少しずつ秋の気配を感じます。
先月末に当院の職員が複数名コロナに罹りましたので、2日~6日まで休診することにしました。時々、同業者でこういうことがあると聞いてはいましたが、まさか、自分の所がなるなんて思ってもいませんでした。マア、ホントにコロナは誰でも罹るありふれた病気なんですね。とは言え、現実はさて、どうしよう?ということで、困りました。
職員全員がマスク、フェイスシールド、手袋などを着用しておりますので、濃厚接触者には該当しませんでした。そのため、診療を続けることも可能でしたが、人手不足では、なにか問題が起きたときに十分な対応ができないと思い。短期間ではありますが、休診しました。幸い、全員軽症で、翌週からは通常の勤務をしております。突然の休診であり、皆様にはご迷惑をおかけして、大変申し訳ございませんでした。
一作日の日曜日は休日当番医でした。最近の休日当番医はコロナ検査を希望される方の受診が多く、もはや、休日検査センターになっています。あまり、ご存じないかもしれませんが、コロナの検査は、検査自体は簡単なのですが、その後の事務処理が大変で、会計が終わるまでかなり時間を要します。さらに新患の場合、新たにカルテを作らなければならないため、もっと時間がかかります。
ある休日当番医では、午後1時に受診して会計が終わったのが、午後7時と言うこともあったそうです。誰でもコロナが心配になりますが、少し過剰に反応しているようにも思います。わざわざ、休みの日に検査しなくても良いのでは?と思う事例も多くありました。
現在、国内でコロナに罹った人は17,554,948人です。日本の総人口は約125,000,000人ですから、やっと10%を超えたところです。集団免疫は人口の一定割合以上の人が免疫を持つと、感染患者が出ても、他の人に感染しにくくなることを意味しますが、だいたい全人口の60%が免疫を持てば達成できると言われています。
17,554,948人にワクチン接種人数も含めれば、60%を超えていると思いますが、集団免疫獲得までは、どうもまだまだほど遠いと言う気がします。ちなみに当院では罹患率50%ですので、もしかしたら集団免疫が成立しているかも?あまりにも小さい集団なので、無理ですね。
患者数が増えても行動制限はなくなり、多くの人達は、なんとなくwithコロナになったような気がしているのではないでしょうか。2類相当の見直し議論も進んでいるようです。まだまだ先が見えませんが、これからは【自分にあったwithコロナ】を模索していくことになりそうです。
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